こんにちは、めがねです。
先日、1回目のワクチン接種を終えました。
ワクチン接種の流れがとてもスムーズでしたので、そのあたりの事も含めてワクチン接種の流れを書きます。
先ずは「誰がいつワクチンを受けれるの?」というところですが、これはドイツ政府が明確に提示していますので、こちらを参考にされると良いと思います。
このサイトで、自分がどのグループに所属するのか確認しましょう。
おそらくどこの州でもネットで申し込みできる環境が整っていると思います。例えばヘッセン州であれば以下のページが準備されていて、5月16日時点ですと、グループ3の方まで申し込みできるようですね。
Hessisches Serviceportal zur Impfung gegen das Corona-Virus
僕は3月11日にネットで申し込みをしました。
申し込み自体はとても簡単で、個人情報を入力しアンケートに答えていくだけです。
また接種するワクチンの種類をこちらから選択することはできません。
申し込みを提出すると、自動返信がすぐにきましたが、そこから1ヶ月近く音沙汰がありませんでした。
次に州から連絡があったのが4月の1週目で、アストラゼネカ製のワクチン接種条件に制限ができた事により、州全体で接種のスピードが遅れている、という内容のメールでした。
ドイツ政府がアストラゼネカ製のワクチンについて60歳未満への投与を制限する、と3月30日に発表した事を受けての連絡でしたね。メールを読んでみると、どうやら僕自身に元々割り当てられていたワクチンはアストラゼネカ製だったようです。
それで、違う種類のワクチンを供給するための手配に時間がかかるので、もう少し待って欲しい、という事でした。
そして4月15日、州から「Terminbestätigung für Ihren Impftermin」(予防接種のアポ確認)のメールをいただきました。
1回目の接種が4月18日(日曜日)の14:15から、という事でした。気になるワクチンの種類ですが、添付されているTerminbestätigungに記載されています。
僕の場合は、COMIRNATY®(BioNTech/Pfizer)でした。
接種当日の3日前にアポ確認のメールが送られてくることがありますので、申し込みをされた方は、メールは毎日必ずチェックしておくと良いと思います。
そして、2回目の接種スケジュールも同時に送られてきますので、予定は必ず押さえておきましょう。
また、後に書きますが、当日は必ず15分前に会場に到着しておく必要があります。
先ほどのメールに3点書類が添付されていますが、そのうち以下の2点は当日会場に持っていく必要があります。
最後の1点(データ保護法に関する書類)は、持参する必要はありません。
個人を証明するパスポート、またはIDも当日持っていく必要がありますので、こちらも忘れず準備しておきましょう。
予約確認書と同意書については、メールに添付されている書類をプリントしても良いですし、同じ書類が郵送で送られきますのでそちらを使用しても良いです。
接種当日の3日前にアポ確認のメールが送られてきたとしても、アポ前日までには必ず郵送で書類が届きますので大丈夫です。
その他、先ほど確認したグループ(Who can be vaccinated first ?)に自分が所属する事、を証明する書類を準備しておきましょう。
また、予約確認書の2ページ目から4ページ目には、諸々の注意事項、必要書類の詳細が書かれておりますので、きちんと目を通しておきましょう。
同意書には、Covid-19の説明、ワクチンの種類、効果、予想される副反応等々書かれておりますので、こちらもきちんと読みましょう。サインは当日でも大丈夫です。
予防接種パスをお持ちの方は持っていきましょう。もし、お持ちではない方はこの機会に入手する事をお勧めします。Hausarztでもらえますね。
という事で、ワクチン会場に持っていくべきは計5点ですね。
先ほどの5点を準備し、アポの30分前には会場付近に到着すると良いと思います。勿論マスクも忘れずに持参しましょう。
ワクチン接種会場によっては、駐車できるスペースが完備されていないこともあるので、会場から少し離れた場所に車を止め、そこから会場に歩く必要があります。
僕のアポの時間は14:15でしたが、13:55にはワクチン会場の敷地入り口に到着していました。
13:55
ワクチン会場の敷地に入るところで、最初のチェックポイント(Terminbeschtätigenを提示)がありました。
そのままチェックポイントを通過すると、建物の入り口前に4組待っていました。みなさんアポの時間通りに来られているようで、慌てる様子は全くなく静かに列が進んでいきます。
建物に入るところで2番目のチェックポイントです。係員にTerminbeschtätigenを提示した後、その場で熱を測ってくれます。
問題なければ、備え付けの消毒セットで手を消毒し、マスクをつけて建物に入ります。
14:05
次は受付です。
カウンターが5つあり、1つおきに受付をしているので、順番が来たら指示されたカウンターへ行きましょう。
受付では先に準備しておいた4点を提示します。
ここで、受付の方が「同意書」をバインダーに挟み、その上に以下の3点を挟んで、渡してくれるので、それを持って待合会場へと進みます。
14:10
受付が終われば、待合会場へ進みます。
係員に誘導された椅子へ座り、次の案内を待ちます。
待っている間に、先ほど受付で頂いた「Impfdokumentation」に目を通し、必要な箇所にサインをしましょう。また、幾つかチェックを入れる箇所があるので、そちらも忘れずにチェックしておきます。
もしも「同意書」を読んでいなければ、このタイミングで目を通しておきましょう。ある程度時間が経ったら、係員が来て小部屋に誘導してくれます。
14:19
小部屋には、10人程度が座れるスペースがありました。
そして、医師2人により、ワクチン接種に関する集団説明会がはじまりました。たとえば、ワクチン接種後に考えられる副反応についての説明などありました。
集団説明会が終われば、1組1組、医師による個別問診を受けます。個別問診で疑問点を全てクリアにしましょう。問題なければ、担当医師が「Impfdokumentation」にサインをくれますので、それを持って小部屋を出ます。
14:25
医師による個別問診が終われば、次はワクチン接種です。
建物内の各所に大きな矢印が書かれたボードがありますので、その通りに進んでいけば問題ありません。
ワクチンを接種するセクションに着いたら、係員が「Moderna oder Pfizer ?」と聞いてきます。ご自身のワクチンの種類を伝えれば、該当ワクチンの部屋に案内してくれます。
14:27
ワクチンを接種する部屋には医師が一人待機しています。
書類を全て提示します。予防接種パスをお持ちの方は、必ず提出しましょう。軽い問診があった後、利き腕とは逆の上腕に接種します。
筋肉注射でチクリとしたぐらいで、痛みの程度はインフルエンザの予防接種と同程度でした。
接種後は、予防接種パスに記録をもらいます。
そして、「経過観察するので15分間次の部屋で待機してください。」と指示があるので、次の待機部屋に移動しましょう。
14:30
待機部屋に着いたら、ここで15分間待ちます。アナフィラキシーショックなど、何かしらの強い副反応が出た時に医師に適切な処置をしてもらうためですね。
待っている間に、ワクチン接種の感想でも書き留めておきましょう。
14:45
15分経過したら部屋を退出し、そのまま出口に向かいます。
14:46
最後のチェックポイントです。
出口で待機している係員へ書類を全て提示します。「Impfdokumentation」にCheck out時間を記載してもらいます。
「Dokumentation Möglicher Nebenwirkungen」については、接種後の副反応の内容を記載し、2回目の接種時に持ってくるように指示がありますので、この紙は大事に保管しておきましょう。
そのまま建物を出ましょう。
以上です。
会場に到着してから、ワクチン接種を終えて会場を出るまで1時間弱でした。ドイツにおける役所関連の手続きでは珍しく、とてもスムーズに終える事ができたので驚きました。
接種後の副反応としては、患部が少し腫れた事ぐらいで、特に大きな問題はありませんでした。
次は5月下旬に2回目の接種をする予定です。2回目の接種後は強めの副反応が出る事があると聞いてますので、体調を整えて臨みたいと思います。